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成人例・慢性例の神経性やせ症に対する新たな治療法に関する研究
研究の概要 成人の神経性やせ症患者様に対するピアサポーターと協働したオンライングループセラピーの有効性を検討するための予備的試験を行います。本研究に参加するピアサポーターは神経性やせ症から回復傾向にある方達です。本研究では、参加者をグループセラピー群(GT群)と通常治療群(TAU群)にランダムに分けます。GT群になった場合は、すぐにグループセラピーに参加できますが、TAU群の場合でも、希望される方は、研究期間終了後にグループセラピーへ参加できます。
対象者・
参加条件以下の条件に合う方が対象となります。
- 1)DSM-5にて、神経性やせ症の診断基準及び部分寛解の基準を満たし、BMIが14以上の方。
- 2)20歳以上60歳以下の方。
- 3)主治医がいる場合は、主治医の許可を得られている方。
- 4)Zoomを使ったオンライン通話が可能な方。
- 5)本研究への参加について、本人による同意書への署名により同意が取得できた方。
※その他、本研究で定める除外基準によって本研究に参加できない場合があります。
研究・
協力の内容GT群になった方は、グループセラピーを月2回程度、土曜日午前中に受けて頂きます(全18回/約9ヵ月)。TAU群の方は、約9ヵ月間通常治療を続けていただきます。なお、本研究での通常治療とは、それまでの治療的取り組み(診察、薬物療法、心理療法、自助グループ)を継続したり、新規に始めたりすること全てを含み、特に制限を設けません。両群共に、治療の前後でBMIを測定し、摂食障害の症状評価と各種心理学的評価を受けていただきます。また、9ヵ月の治療期間中に、月に1回、簡単な経過の報告をしていただきます。これらは全てZoomやGoogleフォームを使用したオンライン上で行います。なお、本研究では謝金は発生いたしませんが、グループセラピーは無料です。
研究実施場所 本研究は全てオンラインで実施しますが、研究責任者は下記の場所に所属しております。
静岡県
浜松医科大学医学部附属病院精神科神経科
〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1募集期間 2022年6月~2026年6月
代表研究者 望月洋介(浜松医科大学医学部附属病院精神科神経科)
研究詳細・
問い合わせ先
へのリンクご興味のある方は、下記e-mailアドレス(望月宛)までご連絡下さい。メール、またはZoomを使ったオンラインで詳しい説明をいたします。また、別紙「研究協力者募集の説明会」にあるQRコードから説明会へ申込をして頂けると、30分程度で本研究の詳しい説明を聞くことができます。
参考資料
※このページで研究協力者募集のご案内の掲載を希望される研究者の方は、(掲載願い_摂食障害情報ポータルサイト(一般の方)_研究協力者募集のご案内.docx)をダウンロードの上、メールで申請してください。掲載には一定の条件があります。