拠点病院設置サポート

摂食障害支援拠点病院の設置をご検討の医療機関・自治体の方へ

摂食障害治療支援センター設置運営事業は、地域の摂食障害患者が早期に適切な支援を受けられるよう、摂食障害支援拠点病院間のネットワーク強化により摂食障害診療体制の均てん化を目指しています。摂食障害診療には拠点病院を中心とした医療・地域連携の構築が必要です。摂食障害全国支援センターでは、設置をご検討の自治体・医療機関に対し、支援拠点病院の設置準備、設置後の運営のイメージを作っていただけるようにサポートをしています。

支援拠点病院の要件(応相談)

・摂食障害の治療を行っている精神科、心療内科、小児科いずれかの外来がある(専門外来でなくても可能)
・救急医療体制と連携がとれる(院外との連携でも良いため単科病院でも候補病院になり得る)

都道府県において、摂食障害の治療を行っている精神科、心療内科又は小児科外来を有し、救急医療体制と連携がとれた医療機関のうち、1箇所を「摂食障害支援拠点病院」(以下「支援拠点病院」という。)として指定する。
※「摂食障害設置運営事業実施について」より引用

支援拠点病院の業務

・相談コールセンターの開設
・急性期の患者への連携対応
・摂食障害対策推進協議会(地域協議会)の設置
・医療機関等への助言・指導:専門的な研修会の開催など
・関係機関等との連携・調整:市民向けの研修会や市民講座の開催など
・患者や家族、市域住民等への普及啓発活動:ウェブサイト、リーフレットの作成など

全国支援センターが行うサポート

1. 既存の支援拠点病院スタッフとの交流の機会をセッティングします。実務の実際や懸念点などについて意見交換をしていただけます。
2. 支援拠点病院設置準備研修会を通じて、支援拠点病院の主な事業内容の紹介、地域連携・医療連携構築のノウハウをお伝えします。
3. 自治体関係者に、摂食障害支援体制のアンメットニーズを提示します。

①当事者・家族を対象とした支援ニーズを調査します。
②ゲートキーパー(養護教諭や非専門医療機関)向けの研修会を行い、同時に彼らが直面している困難や問題を抽出します。
4. 地域の摂食障害診療状況の実態調査を行います。連携医療機関として入院治療や外来治療を担える医療機関の研修をします。

現在行っている設置サポート活動

支援拠点病院設置準備研修会

対象者:新規支援拠点病院候補となる医療機関および自治体職員
日程:希望の方に期間限定でオンデマンド配信します。ご相談ください

講師:高倉修 河合啓介 竹林淳和 西村克彦 森下奈津 他
講演内容(各45分)

1. 支援拠点病院の業務の紹介
2. 拠点病院と連携施設て゛の摂食障害の診療
3. 治療・支援体制の整備と課題
4. 支援拠点病院設立のロードマップ/設立後の県内医療連携の変化

支援拠点病院設置準備研修会

支援拠点病院設置へのサポートを行っていることを知ってもらうために第119回精神神経学会にて会場にポスターを設置しました。

R6年 センタ-事業宣伝

治療連携体制については以下もご参考下さい。

摂食障害の治療と支援の体制づくり好事例集

以下のメールアドレスにお気軽にご連絡下さい。
Email: EDcenter@ncnp.go.jp
※@(全角)を@(半角)に変えてお送りください

摂食障害全国支援センター 事務局
〒187-8553 東京都小平市小川東町4-1-1
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 行動医学研究部内